新型コロナ 変異株と変異種との違いは?現時点でのコロナウィルスの変異ウィルスは世界各国で依然、猛威を振るっている新型コロナウィルス、フランスでは夜間外出禁止措置から約4週間のロックダウンに入り、一方南米では感染者が1日9万人の感染者が出て医療現場崩壊とのニュースも流れてきています。 そういった状況の中、日本にも変異ウィルスが蔓延してきています。
そういったニュースを見ていて(読んでいて)新型コロナの変異種と変異株はどう違うのか、また変異ウィルスの種類はどの程度あるのか、その特徴が気になります。今回は変異種と変異株の違い、新型コロナの変異ウィルスについて調査しました。
変異株と変異種との違いは?
新型コロナウィルスについて報道などでは【変異種】【変異株】と良く聞かれる事もあると思いますがこれらの2つの違いは
変異種ですと、全く違ったウイルスという意味になってしまいます。今回の新型コロナというのは、感染していく中で何度も増殖していくと変異を起こしていきます。遺伝子のコピーミスによって少しずつ遺伝子が変わってくるのです。それが変異株で、ウイルス自体が変わるものではありません。例えて言いますとウィルスの一部の顔つきが変わるようなものです。
変異種=全く違うウィルス
変異株=そのウィルスから変化したもの
元のコロナウィルス(SARS-CoV-2)よりも感染率が36 % – 75 %高く、また死亡率も30 %程度高いとする指摘がある。一方で、発表された数値では有意差があるとは判断できないとする意見もあるそうです。

変異株=「変化したウィルスが遺伝情報の影響を受け⼀部の性質が変化しているが、もともとの⽣物の種類は変化していない。この場合、同じウイルスの複製バリエーション(人間で言うと顔が違う程度)、ウイルス本来の名前は変わりません。
変異種=「⽣物種の間で多くの遺伝⼦の交換(組換え)が起きると、2つの⽣物種の特徴を併せ持った新しい⽣物種が誕⽣することがあり、その場合には変異“種”と呼ぶ」とし、新型ウイルスが誕生することになるので、新しいウイルスの名前が与えられる。
異変ウィルスの種類
注意警戒するは3つのコロナウィルス
特に警戒が必要なのは、
〇イギリスで最初に見つかった変異ウイルス(B.1.1.7)
〇南アフリカで最初に見つかった変異ウイルス、(501Y.V2)
〇ブラジルで広がった変異ウイルスで、いずれも「N501Y」
ほか
フィリピンで見つかった変異株「N501Y」の変異と、免疫の攻撃から逃れる「E484K」の変異がある別の変異ウイルスが検出されたと報告されています。
免疫の攻撃から逃れる「E484K」の変異がある別のタイプの変異ウイルスも3月3日までに400例近く判明
イギリス変異型

イギリス型変異ウイルスの感染力は、ヨーロッパ疾病予防管理センターによりますと、複数の研究から36%から75%高くなっているとしています。
イギリスでは、2020年12月上旬には1日当たりの感染者数は、1万人台でしたが、その後急増し、12月下旬には5万人台に、そして1月に入ると6万人を超えた日もあり、増加の大きな要因は変異ウイルスによるものとみられています。
WHOではこのイギリス型変異ウイルスは3月9日までに111の国と地域で感染が確認されています。
また、イギリス政府は従来のウイルスより入院や死亡のリスクの上昇に関わっている可能性が高いとしていて、検証が行われています。
一方、現時点ではワクチンの効果には大きな影響はないとしています。
南アフリカ変異型

南アフリカ変異ウイルスは、2020年8月上旬に発生したとされ11月中旬に南アフリカで行われた解析では、ほとんどのケースがこの変異ウイルスだったとみられており、WHOによりますと感染力は50%高いとされ、3月9日までに58の国と地域で感染が確認されていますが、発症した場合の重症度は従来のウイルスと比べて変わっていないとしています。
このウイルスには「E484K」と呼ばれる体の中で作られる抗体の攻撃から逃れる変異があるため、再感染するリスクが上がると考えられています。
さらに、ワクチンが効くかどうかについて、抗体がウイルスを抑える効果が下がるという研究結果が出ていて、各ワクチンメーカーはそれでも十分な効果はあるとしていますが検証中です。
ブラジル変異型

ブラジル型変異ウイルスは、ブラジルから日本に到着した人でことし1月6日、最初に検出。
WHOに発表によると、感染力が従来のものより高いとされ、3月9日までに32の国と地域で感染が確認されており発症した場合の重症度への影響は限られているとしています。
また、このウイルスも南アフリカで最初に報告された変異ウイルスと同様に、抗体の攻撃から逃れる「E484K」と呼ばれる変異があるため、再感染したケースが報告されています。
一方で、ワクチンへの影響については現在、調査中
フィリピン変異型

このほか、今年にフィリピンから入国した人で感染しやすく変化した「N501Y」の変異と、免疫の攻撃から逃れる「E484K」の変異がある別の変異ウイルスが検出されたと報告されました。
国立感染症研究所によりますと、このウイルスはフィリピンでも報告されていて、従来のものより感染力が強い可能性があり、国際的に懸念されているほかの変異ウイルスと同程度の脅威があると考えられるとしています。
この変異ウイルスには感染しやすく変化した「N501Y」の変異はなく、感染力は従来のものと変わらないと考えられるものの、中には国内で変異が起きたとみられるものもあり、国立感染症研究所は「注目すべき変異株」として遺伝情報の解析などを通じて実態調査中です。
編集後記
日本では3月21日に宣言解除になりましたが、もはや東京の方では感染者が増加しています。
とにかく1人1人が気の緩むことが無くコロナ感染予防徹底してしないとこのままコロナが蔓延する恐れがありますので。くれぐれも気を付けたいものです。
次回の記事ではもっと深堀した調査、まとめたな用をUPします。
最後までお付き合い下さり有難うございました。